集会の様子

4月10日に文京シビックセンターでキックオフ集会を行いました。

日時:2019年4月10日(土)19:00-21:00

場所:文京シビックセンター4階ホール

 

現在、伊藤詩織さんの民事裁判は、非公開の弁論準備手続を行なっており、間もなく公開の口頭弁論が始まります。そんな中、今年2月に山口敬之被告は伊藤さんを反訴。総額1億3000万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求めました。

 

これを受けて私たちは、伊藤さんに寄り添い、民事裁判への注目を呼びかけることを目的に「伊藤詩織さんの民事裁判を支える会 Open the Black Box発足集会」を開催いたしました。当日は、定員を超える150名以上の方にご参加いただきました。

 

■支援団体発足について

司会は、「#WeTooJAPAN」発起人の福原桃似花さんが務めました。福原さんは、伊藤さんの記者会見を見たことをきっかけに、オンライン署名『性暴力の被害者が救われる社会にするために、詩織さんと共に声をあげよう!』を開始。その後、有志を募り、#WeTooJapanを立ち上げました。伊藤さんと同年代のアクティビストとして、彼女をそばでサポートしながら裁判支援を行なっています。

 

世話人として登壇した梁澄子さんは、同団体の名称について言及。当初、SNS上のハッシュタグ「#Fight Together With Shiori」の名称でスタートしましたが、伊藤さんとの対話を重ねる中で、刑事告訴で明らかにできなかった司法のブラックボックスを開くことを目的として「Open the BlackBox」に変更したという経緯について紹介しました。

 

■伊藤詩織さんの民事訴訟について

伊藤さんの弁護団の一員である村田智子弁護士、加城千波弁護士が登壇されました。裁判のこれまでの経緯、今後の動きについてお話いただきました。

 

■日本の性暴力との取り組みについて

「性暴力を許さない女の会」の赤坂浩子さん、「婦人保護施設いずみ寮」の横田千代子さん、「ポルノ被害と性暴力を考える会 PAPS」の金尻かずなさん、「Women in Media Network Japan メディアで働く女性ネットワーク」」の林美子さんに登壇いただきました。長年、性暴力・性犯罪に関する活動を続けられてきた団体のこれまでの闘いについて、また昨今の#MeToo運動によって新たに生まれた団体の活動、現在の社会の変化などについて、お話いただきました。

 

■発言

最後に、伊藤さんご本人から現在の心境と、同集会に参加した方へのメッセージをいただきました。

 

自身が被害者となり、告発して、社会には不条理なことが多いと感じたこと。

裁判を“闘う”と表現されることに違和感を覚えること。

裁判を経験して初めて司法によって隠される事実があることを知り、その問題の重大性を訴えたいと考えたこと。

日常の中の些細なことにトリガーが潜んでいて、現在も苦しい思いをしていること。

それでも笑顔を忘れずに“普通に生きている”こと。

現在の社会の何をどのように変えていくべきか、自分ごととして共に考えてほしいということ。

 

伊藤さんは、時折声を詰まらせながら、ゆっくりと自身の言葉で想いを語りました。会場は温かい拍手に包まれ、「伊藤詩織さんの民事裁判を支える会 Open the Black Box発足集会」は終了しました。

私たちにできることは、勇気をもって名乗り出た伊藤さんを孤立させずに、共に声をあげることです。性暴力や性犯罪が起こらない社会を実現するために、今後も私たちは「#MeToo」そして「#WithYou」の声を絶やさず、伊藤さんに寄り添っていきたい。そんな想いがより一層強まった集会となりました。

■日本の性暴力との取り組みについて(記録動画)